矯正治療を検討いただいたり、治療を始めるにあたり、
患者さまからよくいただく質問をまとめました。
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Q1.矯正治療はどのような人に必要なのでしょうか?
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矯正治療は、歯並びが悪い事によって起きる様々な問題を解決するために、必要なものです。
歯並びの悪い人、と言っても色々な人がいます。出歯、受け口、乱ぐい歯、前歯が咬み合っていない、歯と歯の間があいている、また、これらの症状がいくつか組み合わさっている人、と言った具合です。これらの症状により、どんな問題が起きるのでしょうか?
例えば、乱ぐい歯の人は、むし歯や歯周病になりやすいと言った事があげられます。歯が重なっているので、歯みがきがうまくできない事が原因です。歯みがきがうまくできないと、歯槽膿漏にもなりやすいのです。また、むし歯の治療で、銀をつめたりかぶせたりする時も、歯が重なっていたりすると、なかなかきれいにできません。これが原因となって、再び、その歯がむし歯になる事もあるのです。
かみ合わせの問題もあります。歯がうまく咬んでいないと、顎に余計な負担がかかり、顎関節症になる事があります。これは、物を咬む時に、顎の関節が痛んだり、口があけにくいというものです。
咬むという動作は、1日に何千回と行うものです。これを考えていただければ、かみ合わせが悪いという事で、どれだけ顎に負担がかかるか、わかっていただけるのではないでしょうか。
出歯の人は、転んだりぶつけたりした時に、前歯を折りやすい、口元をケガしやすいという事もありますし、前歯が咬んでいない人は舌が出やすく、そのため、症状を悪化させてしまうという問題もあります。
舌が出やすく、舌で歯を押すくせのある人は、舌の訓練を受けて、舌の悪いくせをなおさなくてはいけません。そのままにしておきますと、歯並びがせっかくきれいになっても、時間がたつうちに、もとにもどってしまうのです。その他、歯並びは発音にも影響します。前歯の間があいていると、Sの音がうまくできなかったり、ひどい出歯、受け口ですとp.b.mの音がうまくできなかったりします。
外見的な問題もあります。歯並びが美しくなる事によって、顔の印象は大きく変わります。これにより心理的な劣等感がなくなり、自信が持てるようになると言う事がいえるでしょう。
骨格に問題がある場合は、成長をコントロールできる時期に治療をする事が必要になります。成長期に骨格の成長を正しくコントロールする事により、より理想的な噛み合わせを得る事ができます。成長期を過ぎてしまった成人の方の場合は、まれですが骨を切るといった、外科的処置が必要となる事もあります。
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Q2.バランスの取れたかみ合わせとは?
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上下の歯並びに凸凹がなくて上下の全ての歯があたかも歯車が噛み合うようにきちっと噛み合い、前歯できちっと食べ物を噛みきることができて、奥歯は食べ物を細かくすりつぶすことができる噛み合わせをバランスの取れたかみ合わせといいます。
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Q3.かみ合わせが悪い状態とは病気なのですか?
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かみ合わせが悪い状態を「不正咬合(ふせいこうごう)」といいます。不正咬合には乱杭歯(らんくいば)や八重歯などの叢生(そうせい)、俗に出歯といわれている上顎前突(じょうがくぜんとつ)や受け口といわれている下顎前突(かがくぜんとつ)、奥歯はかみ合っているのに前歯がかみ合わない開咬(かいこう)、前歯が深くかみ合いすぎてしまう過蓋咬合(かがいこうごう)と、これらの複合型があります。
不正咬合は病気ではなく「不健康」な状態にあることを意味しますが、放っておくと、むし歯、歯周病、顎関節症や顎機能異常などを起こしやすくなります。 さらに、消化器官の第1段階として食物をかみ砕き、唾液中の消化酵素アミラーゼ(デンプン分解酵素)と食物をよく混ぜ合わせる機能が十分に発揮されないため、胃から後の消化器官に余分な負担をかけることとなります。場合によっては顎の正常な成長発育を障害したり、顎の形を歪めてしまうこともあります。あるいは、「サ行」や「タ行」などの発音が不明瞭になることもあります。
人生80年時代、日本歯科医師会では厚生労働省と共に「80才になっても20本の歯を残して生涯を通じて自分の歯で食事をとっていただき、よりよい人生を送っていただく(8020運動)」ことを目標に社会的な活動を行っております。この目標達成のためには、かみ合わせが健康な状態―つまりバランスの取れたかみ合わせであることが必要です。
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Q4.矯正治療はなぜ必要なのですか?
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良いかみ合わせは、口の中を健康に保つために必要な条件のひとつです。悪いかみ合わせ(不正咬合)を良いかみ合わせにするために矯正歯科治療が必要なのです。良いかみ合わせを獲得してむし歯や歯周炎、顎機能異常などの疾患の発現を予防していきましょう。
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Q5.子供のころから矯正治療をやる意味はあるのですか?
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不正咬合の原因は、先天的なものと後天的なものに分けられます。先天的な原因は親から譲り受けるもので、鼻が高いとか丸いとか、目が大きいとか細いとかと同じように、歯の大きさ、数、形、顎の大きさ、形が似てきます。これは残念ながら予防できません。
後天的な原因としては、指しゃぶり、口呼吸、片側だけで咬む癖、乳歯のむし歯があげられます。これらを原因とする不正咬合は予防ができます。指しゃぶりは1,2歳までは生理的なものですが、それ以降はやめるよう方向付けてあげてください。
口を閉じて、鼻で息をする、両方で咬む...など、お母さまがちょっとした注意をしてあげるだけで、予防できる場合もあります。予防できる不正咬合であるか否かは、矯正歯科を専門とする医師の判断に委ねたほうが良いと思います。
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Q6.矯正と審美歯科は違うのですか?
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矯正歯科は、悪い歯並びやかみ合わせを、歯を削ることなく歯を動かすことによってきれいな歯並びと機能的なかみ合わせにする歯科治療です。
一方、審美歯科においては、歯を動かすことは治療の一手段です。他の手段としては、歯を削って人工物を歯にかぶせるなどの治療法があります。
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Q7.矯正歯科を専門とする歯科医院と普通の医院とでは何が違うのですか?
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矯正歯科を専門とする歯科医院では、歯科大学卒業後に最低でも2~3年間、矯正歯科治療を専門に研修した医師が治療を行っています。
このような医師は実際に治療した患者さまの数が多いために様々な問題に対応することができます。さらに、歯科衛生士や歯科助手などのスタッフも矯正歯科治療専門に従事しているため、矯正歯科治療に関して適切なアドバイスを行うことができ、非常にきめ細やかな医療サービスを提供することができます。
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Q8.矯正治療を開始するのに適した時期はあるのですか?
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矯正治療を開始するのに適した時期はあります。ただし、不正咬合の原因が何であるかによって矯正治療の開始時期は異なります。
例えば、上顎・下顎の骨の形や大きさの不調和が不正咬合の原因である場合や不適切な位置にある歯のために顎の成長が阻害されたり、あるいは顎が曲がって成長してしまいそうな場合には、低年齢から矯正治療を開始することがあります。
場合によっては就学前に矯正治療を開始することもあります。アメリカ矯正歯科学会では「7歳までに歯並びと噛み合わせのチェックを!」と呼びかけています。お子さまのかみ合わせについて不安を感じたらお気軽にご相談ください。
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Q9.矯正治療の開始時期は歯画全部生えそろってきてからがよいですか?
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過日こんなことがありました。「この子(13才)の受け口がずっと気になっていたのですが、ちまたの噂では子供の歯が全部生え替わってから矯正治療を始めるのが良いと言われているので、子供の歯が生え替わるのを待っていました。子供の歯が全部抜けたので診ていただけませんか」と、お母さんと子供さんが来院されました。
拝見すると子供さんの上顎の骨と下顎の骨の大きさの不調和が受け口の原因であることが診てとれました。そこで、お母さんには「子供の歯が全部生え替わってから矯正治療を始めるのが良いという噂は、適切ではありません。受け口の場合は、より治療が難しい受け口とならないために、遅くとも前歯が永久歯に生え替わった時に受け口であれば矯正歯科を専門とする医師に診ていただいたほうが良いですね」と、お話しいたしました。
これは受け口を例にしたお話ですが、出歯、開咬、凸凹のかみ合わせについても、大人の歯が全部生えそろう前に矯正治療を開始したほうがより効果的な治療が行える場合があります。その判断には矯正治療に関する臨床経験がものをいいます。お父さん、お母さんが子供さんの歯並びやかみ合わせが気になり出したらお気軽にご相談ください。
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Q10.成人矯正の対象といわれる適齢期はあるのですか?
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適齢期は特にありません。大人の方でも、歯のまわりの組織が健康な方なら、年齢に関係なく矯正はできます。ただし、成人の矯正治療の場合、不正咬合の他に歯周病や歯の欠損など複合的な問題を抱えていることがあるために、矯正歯科を専門とする医師と他科の医師(多くの場合はかかりつけの歯科医師)と協力して、患者さまにとって最善と思われる包括的な歯科治療を行います。
また、成人矯正の場合、子供の治療とは違い、顎の成長をコントロールする時期をすでに過ぎてしまっていますので、骨格に異常のある方は、手術をして骨を切らなければならない事もあります。また、子供にくらべると、歯の動きが遅いので、治療期間が多少長くかかる事があります。
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Q11.50代でも矯正治療ができると聞きましたが・・・
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歯を動かすうえで歯肉や歯槽骨(しそうこつ=歯を支える骨)などに問題がなければ50代でも矯正治療は可能です。このような年齢でおこなう矯正治療の多くは、補綴治療(ほてつちりょう=ブリッジや入れ歯によって噛み合わせを回復する治療)を行いやすくすることを目的とした矯正治療です。
一方このようなお話もあります。ご自分のお母さまを介護していらっしゃる50代の女性が「私が介護を受ける立場になったとき、このような凸凹の歯並びでは介護してくださる方に歯を磨いていただく時に失礼に当たります」といわれて矯正治療を希望されてこられました。人生の質を問うことの重要性を教えられたエピソードです。
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Q12.矯正治療は、歯を抜かなければならないのでしょうか?
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そんなことはありません。歯を抜く場合と抜かない場合があります。例えば、顎の大きさに対して歯の方が大きすぎて歯が重なり合って生えている様な場合に、健康な永久歯を抜く事があります。例えば、7人掛けの長椅子に太った7人の人が座ろうとしても、きゅうくつできちんと座れません。しかし、1人が席を立てば、あとの人達はゆったりと正しく座る事ができます。これと同じ事が歯並びについても言える訳です。また、上下の顎のバランスが悪い時などにも歯を抜く事があります。
しかし、抜く抜かないいずれの場合も、治療を始める前にくわしく検査をして、治療をする上で抜歯する必要があるかどうかを見きわめます。通常抜歯する歯として多いのは、第1小臼歯といって、前からかぞえて4番目の、犬歯(糸切り歯)の1つ後ろの歯です。抜歯のあとは、そのすき間を利用して歯を動かし、治療終了時にはすっかり閉じてしまいます。
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Q13.むし歯があっても、矯正治療は受けられるのでしょうか?
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矯正治療前の検査、診断において、矯正歯科医は、治療前に治しておくべきむし歯、治療中の方が治しやすいむし歯、治療後、新しい噛み合わせに合った詰め物に再製した方が良い部分などの判断をします。むし歯の程度によって、抜歯部位を考慮する場合もありますが、まずはご相談ください。
矯正装置をつけていない人でも、歯の磨き方が悪いとむし歯になってしまいます。矯正装置をつけると何もつけていない状態より、汚れはつきやすくなります。
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Q14.顎の関節が痛むことがあるのですが・・・
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基本的に矯正治療は可能ですし、矯正治療を必要とする場合が多いと考えられます。まずご相談ください。顎の関節を診察し、必要に応じて治療を行います。 ただし、顎の関節がひどく痛んだりあるいは顎の関節の不具合で口が開かないような場合には、矯正治療を始める前に顎の関節を専門とする口腔外科の医師をご紹介する場合もあります。そのような場合には顎の関節の状態が改善された後に、矯正治療を開始します。
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Q15.妊娠しているのですが、矯正治療は受けられますか?
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妊娠の経過そのものに問題がなければ矯正治療を受けることは可能です。臨月までは通常どおり治療を進め、出産後2ヶ月ぐらいから再開します。その間は、歯が移動しないようにしっかりと止めておきます。歯磨きさえ怠らなければ問題はありません。
但し、悪阻(つわり)がひどいときや体調が優れないとき、または、かかりつけの産婦人科の先生の指示で安静が必要となった場合には、矯正歯科治療を一時中断してください。
もし、妊娠中に矯正治療を始めようとお考えでしたら、出産後体調が落ち着いてから矯正治療を開始することをお勧めします。矯正治療中に妊娠されても、心配はありませんが、出産が近づいたら矯正歯科治療より出産の準備を優先してください。出産後、母子共に落ち着いたら矯正歯科治療を再開してください。矯正歯科治療中の妊娠に際してはおおらかに考えていただくことがポイントだと思います。
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Q16.金属アレルギーなのですが、矯正治療は受けられますか?
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金属アレルギーの患者さまの矯正治療のために生体親和性の高い材料が開発されています。例えば、生体親和性の高いチタンを主成分とする装置などです。金属アレルギーのある方の矯正治療への道は開かれています。お気軽にご相談ください。
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Q17.治療したあと、また歯並びが悪くならないでしょうか?
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矯正装置をつけて、少しずつ歯を動かして歯並びがきれいになったところで、装置を外します。しかし、外したあと、そのまま放っておくと、後戻りと言って、また少しずつ歯並びが悪くなっていきます。そのため、歯並びが安定するまでの間、リテーナー(保定装置)と言って、簡単に取りはずしのできるプラスチックとワイヤーでできた、歯の無い入れ歯のような装置を使わなければなりません。最初の1年位は1日中、そのあと少しずつ時間を減らしていって、全体で2年~3年半くらいは使用します。食事中や歯磨きをする時は外すことができます。
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Q18.矯正装置をつけてスポーツや楽器の演奏はできますか?
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基本的には可能です。ただし、激しい格闘技や一部の木管楽器・金管楽器などは不正咬合の治療に妨げとなる場合があります。具体的なことについては、ご相談ください。
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Q19.どれくらいの間隔で通院が必要ですか?
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矯正装置を用いて顎の成長をコントロールしたり歯を動かしている場合などは、約3~4週間に一度の間隔で通院していただきます。また、治療開始までの観察や歯の移動を終了した後にリテーナーを使用する保定的治療などの場合は数ヶ月に一度の間隔で通院していただきます。
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Q20.矯正中に引越しなどの必要が出てきたらどうなりますか?
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矯正歯科医会では、全国500名以上の矯正歯科を専門とする歯科医師がネットワークを作って、引っ越しに伴って転医が必要となった患者さまの矯正治療がスムーズに引き継がれるよう連携しています。引っ越しが決まりましたら早めにお知らせください。お引っ越し先に最も近くて信頼できる日本臨床矯正歯科医会のメンバーの歯科医師をご紹介いたします。引継先の歯科医師との連絡、治療方針の説明は主治医が行います。転医に際して、お支払いいただいた治療費はそれまでの治療の進行状況に応じて精算いたします。また、海外に引っ越しされる患者さまついては、欧米を中心に世界的規模で広がるOrthodontic Directory of the Worldを通じて引継ぎの歯科医師をご紹介いたします。
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Q21.矯正期間中に長期の出張や海外旅行はできませんか?
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長期の出張や海外旅行に伴って治療を中断した期間だけ、治療期間が長くなることを了解していただければ、可能です。
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Q22.治療費の分割払いは可能なのですか?
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当院では、分割払いが可能です。お気軽にご相談ください。
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Q23.矯正装置にはどんなものがあるのですか?
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矯正歯科治療で用いる装置には多くの種類があります。代表的な装置としては、歯の表面に金属やセラミックの小さなブラケットをつけ、それに細いワイヤーを通して歯を動かす固定式の装置があります。プラスチック製の取りはずし式装置を使う方法や、チンキャップ、ヘッドギアなど口の外で使う装置もあります。
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Q24.舌側(歯の裏側)につける矯正装置で治療はできますか?
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とにかく目立たない装置で矯正歯科治療を行いたいという方には、舌側矯正歯科装置を用いた治療が適していると思います。外側からの治療とは異なる点もでてきますので、よくご相談ください。
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Q25.床矯正での治療は治るのでしょうか?
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「床矯正」(プラスティックのプレート状の矯正装置で、患者さまご本人で取り外しが可能なものです)は矯正歯科装置としては最も古いタイプの装置として、長い間矯正歯科治療に使用されてきました。しかし、近年では歯の表面にブラケットという装置を特殊な接着剤で装着し、それにワイヤーを接続して治療をおこなう「マルチ・ブラケット法」の発展に伴い、しだいに使用されなくなってきました。
矯正歯科治療には様々な治療方法と治療器具・装置があります。治療を行うに際して、どのような治療方法や治療器具・装置を使用するかは、患者さまの不正咬合(お口の中のかみ合わせや歯並び)の状態や程度、また治療効率や治療効果から、さらには患者さまの口腔清掃状態(お口の中の清掃状態、磨きがキチンとできるかどうか)や装置の管理(年齢の低い子供では管理が難しいタイプの装置もあります)などにより選択されます。
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Q26.顎を切って(外科手術)矯正治療をするといわれたのですが・・・
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上顎の骨と下顎の骨の大きさが著しく異なったり、あるいは両者の位置が3次元的に大きくずれていることが不正咬合の大きな原因(顎変形症)である場合には、歯を動かしただけでは上の歯と下の歯はきちっとかみ合わせることができません。
このような不正咬合に対しては矯正歯科治療と顎の骨を切る手術を併用して治療を行います。このような治療を外科的矯正治療といいます。
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Q27.矯正治療に副作用はありますか?
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矯正治療をしてバランスの良いかみ合わせや美しい笑顔を得るという事は、誰にとってもとても大きな喜びをもたらす事でしょう。そういう良い面がある一方で、悪い面もないわけではありません。
矯正治療によって歯を動かすと、人によってはまれにですが歯根吸収という事を起こします。これは歯の根の先が溶けてなくなり、その結果全体として歯をささえる根の長さが短くなってしまうものです。ただし、このことに対しては、治療を行なうにあたって、レントゲンなどでチェックして常に考慮・配慮しています。
なお、矯正治療に伴う一般的なリスクと副作用についてはこちらをご確認ください。
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Q28.歯が埋まっているのですが矯正治療で治せますか?
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治せます。歯が埋まっている場合、深すぎたり隣の歯にすごく近いなどの問題がなければ、開窓・牽引術により歯を引っ張り出し適切な位置に並べることが可能です。大学病院でなければ治療できないと思われる方が多いですが、矯正歯科治療を専門とする医院であれば問題なく治療を行うことができます。
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