Ⅰ期治療(小児矯正)での出っ歯の治療
口腔内の変化
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口腔内と口元の変化
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治療内容
主訴 | 前歯がおかしい位置から生えてきている。 |
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症状・診断名 | 上下顎前突症 |
年齢(初診時)・性別 | 8歳・女児 |
治療期間 | 3年6か月 *歯の生え変わりのスピード等で、治療期間は変わります。 |
治療費(税別) | 基本料金:¥320,000 処置料:¥5,000 |
抜歯の有無 | 無し |
使用矯正装置 | 急速拡大装置(Rapid expansion) 緩徐拡大装置-固定式(W-type拡大装置) マルチブラケット装置 ヘッドギア |
想定されるリスク | 痛み、歯根への影響、口腔内不潔域の拡大(装置の種類による)、顎関節症状、後戻り・加齢による変化など。 |
治療前後の解説
治療前 | 横顔のレントゲン写真(側面セファログラム)から、上顎と下顎はどちらも前方位にあり上下顎前突の状態でした。 上下ともに永久歯のサイズが大きく、上の歯列が下の歯列に対して前方にあるため出っ歯の症状もありました。 |
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治療後 | ・急速拡大装置により、上顎の側方拡大をして永久歯の萌出スペースを確保 ・緩徐拡大装置-固定式(W-type拡大装置)により、下顎の側方拡大をして永久歯の萌出スペースを確保 ・マルチブラケット装置による、歯の排列と他の永久歯が生えてくるためのスペース確保 ・ヘッドギアにより上顎歯列を後方に移動させる 以上を行い、Ⅰ期治療(小児矯正)を終了しました。 今後は第二大臼歯(前から7番目の歯)などの萌出状況を観察していきます。 *小児矯正(Ⅰ期治療)の場合に、マルチブラケット装置は前歯4本と第一大臼歯が適応になります。 |