顎変形症(骨格性下顎前突症)の治療
顎変形症の治療の場合、骨格的に大きなずれがあるため、手術前には歯の傾きを骨に対して正常な位置にしてから、外科手術で骨を動かします。
そのため反対咬合(受け口)の外科矯正の場合、治療開始前よりも反対咬合(受け口)の状態が強くなります。
口腔内の変化
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口元の変化
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治療終了後3年経過
治療内容
主訴 | しっかりと噛めるようにしたい。 |
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症状・診断名 | 顎変形症(骨格性下顎前突症) |
年齢(初診時)・性別 | 50歳・男性 |
治療期間 | 3年3か月(術前矯正2年、術後矯正1年3か月) |
治療費(税別) | 保険点数に基きます。 |
抜歯の有無 | 非抜歯 *上下第三大臼歯(親知らず)は抜歯 |
使用矯正装置 | マルチブラケット装置 |
想定されるリスク | 痛み、歯根への影響、口腔内不潔域の拡大(装置の種類による)、顎関節症状、後戻り・加齢による変化など。 |
治療前後の解説
治療前 | 骨格的に下顎が過成長をしていて、反対咬合になっている。 右側第一大臼歯(前から6番目)から左側第一大臼歯までが開いていて全く咬んでいない状態(開咬)です。 歯周病の進行があったため、歯周治療を先行して行いました。 |
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治療後 | 反対咬合や開咬が治り全体的に緊密に咬んでいます。 手術で顎の関係も治したことにより、横顔の印象も変わりました。 |