抜歯せずに歯を削る?「ディスキング矯正」とは?
こんにちは。
JR立川駅南口 徒歩2分・立川ワシントンホテル2階の「新井矯正歯科」です。
ディスキング矯正は、抜歯しないで矯正を行う方法のひとつです。
歯をきれいに並べるために抜歯をする必要のあるケースでも、ディスキングで抜歯を免れることがあります。
歯の側面を専用の器具で削って形を整えることを、ディスキングといいます。別名は「ストリッピング」「スライス」「IPR」と呼ばれています。
「歯を削る?」と聞くと、心配される方もいますが、健康被害を受けるようなリスクはありません。
わずかとはいえ、ディスキングは歯を削る処置なので「歯が薄くなってしまう?」「歯が弱ってしまうのでは?」と不安になるかもしれませんね。
しかし、実際は歯の側面のエナメル質を、ほんの少し削って形を整える程度です。
一本の歯を一気に削るわけではないのでご安心ください。
ディスキングでは、1本の歯の側面を、わずかほんの少し削って形を整える程度ほど削るだけです。
歯の表面のエナメル質の厚みは1.5㎜ほどあるため、ディスキングで歯に痛みを感じるようなダメージはありません。
ディスキングすることで、歯を並べるスペースを少しずつ確保することができます。
最初からまとめて数本の歯をディスキングすることもあれば、歯をきれいに並べるために、仕上げに1~2本ディスキングするケースもあります。
ディスキングで確保できるのスペースは、例えば8カ所を0.5㎜ずつ削った場合、
約0.5㎜×8カ所=4㎜
となり、約4㎜のスペースをつくることができます。
歯列矯正で歯を動かしてきれいに並べるために必要なスペースは、平均約4㎜といわれています。ディスキングでは、抜歯せずにそのスペースをつくることができるのです。
矯正のために抜歯されるのは、主に小臼歯(前歯から数えて4・5番目の歯)です。
小臼歯を抜歯すると、約7㎜のスペースができます。かみ合わせのバランスをとるため、左右対称に抜くのが基本です。
そうすると、約7㎜×2本=約14㎜のスペースが確保できます。
14㎜ものスペースは、かなり広いですよね。
歯のガタガタ(叢生)が強い場合には、抜歯矯正は向いています。
しかし、抜歯してスペースを作ると広すぎる問題が発生することもあるのです。
また、抜歯矯正よりもディスキング矯正は、治療期間が短期間で済むのも特徴です。
新井矯正歯科では、ディスキングによる歯科矯正の詳しい説明も行っています。
気になる方は、初診カウンセリングで、お気軽にご相談ください。